
第1部/ 13:10~14:10 |
<テーマ>法経両輪経営方式を採用し、会社を発展させる仕組み 当事務所が採用する法経両輪経営方式の骨子。
(1)経営理念 ① 構成員の幸せ・依頼者の幸せ
(2) 組織を運営する上で基本となる経営方式
① 法令遵守を第一とし、また構成員はすべて平等であるのでお互いに「さん」付けで呼ぶ。
② 構成員は平等であるが、分配に関しては貢献度に応じて公平を心がける。 ③ 経理を公開する。 ④ 構成員全員が経営に参加する事務所ルールを作る。 ⑤ 利他の心を持ち、利益から1パーセント以上寄附し社会貢献する。 |
【講師】千賀 修一 (弁護士・税理士・公益財団法人公益事業支援協会理事長) | |
第2部/ 14:20~15:20 |
【鼎談】 <テーマ>逆境を乗り越えるために行なったことと得られた成果
東日本大震災の復興支援に取り組む森まさこ参議院議員と、東日本大震災により財産を失いながら会社を復活させた経営者2人との鼎談
<登壇者>森 まさこ(参議院議員)
働きながら勉学に励み司法試験に合格。 その後参議院議員に当選し、大臣に就任。2011年3月11日東日本大震災が発生。同年3月14日に夫である弁護士と真っ先に現地に駆けつけて救助にあたり、その後も震災復興のため被災者に寄り添い全力でサポートしている。
<登壇者>池本 篤(株式会社ナプロアース代表取締役会長)
東日本大震災による津波に本社工場がのまれ、会社財産を失ったうえ、原発避難区域にあったため工場が閉鎖。同年11月に伊達市の工業団地に新本社・工場を借りて再開。震災の3年後には奇蹟のV字回復と言えるそれまでで最高額の売上げ10億円を達成。
<登壇者>半谷 正彦(有限会社キャニオンワークス代表取締役社長)
福島第一原発から約9キロメートルの警戒区域内である、浪江町に本社工場があり、震災後は操業できなくなったが、群馬県千代田町の納入先の倉庫を借りて3月後半から操業再開の準備をはじめ、7月より操業再開。その後、多くの人の支援を得て、2013年にいわき市好間工業団地に約1万平方メートルの土地を取得。2014年春に2棟の工場を建設し、本格的に操業開始。
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第3部/ 15:30~16:30 |
<テーマ>挑戦する経営
日本電電公社(現NTT)を42歳で退社して稲盛和夫氏らと第二電電株式会社( 現KDDI )を共同創業。わずか数名の従業員から数兆円の企業へと発展させた経営方式。その後多くの日本が誇る大企業を次々と起業することに挑戦し、連続起業家として成功させた企業経営哲学。会社経営者が行う社会貢献について。
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【講師】千本 倖生 (京都大学大学院特命教授、アジアイノベーション工科大学理事長) |
◇セミナーのプログラム
13:10~16:30 ※セミナー終了後 17:00~19:00 懇親会
◇参加料
会場 1人50,000円
オンライン参加 1人10,000円
◇会場定員
200名
◇会場
帝国ホテル「富士の間」
(場所:東京都千代田区内幸町1-1-1)
◇申込方法
受講希望者は、セミナー参加フォームからお申込み下さい。
◇問い合わせ先
contact@t-leo.com
![]() 弁護士・税理士・公益財団法人公益事業支援協会理事長
中央大学法学部卒業・早稲田大学政治学研究科憲法専修修士課程修了。弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所他、 TLEO グループの代表。「法の支配を全国へ及ぼす」という理念を掲げ、全国に支店を展開。2024 年12 月現在、 全国に37支店を展開するワンストップ型の法律事務所となっている。 弁護士として活動する傍ら、 公益財団法人千賀法曹育英会 ・ 公益社団法人シニア総合サポートセンター ・ 公益財団法人公益事業支援協会の各法人の理事長として公益活動を行っている。 新たに 「法経両輪経営研究室」 を立ち上げ、 法律と経済の両輪を軸に企業経営することの大切さを説く。
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参議院議員
貧困家庭に育ち、働きながら東北大学法学部を卒業し、司法試験に合格。ニューヨーク大学ロースクール卒業。 弁護士として「ココ山岡事件」などの消費者事件で辣腕をふるう。その後官僚として金融庁に入庁し、 貸金業法改正等を担当。2007年福島選出の参議院議員に当選後、当選1回目に国務大臣 (消費者および食品安全、 少子化対策、 男女共同参画)に就任。 以後、環境委員長、 法務大臣などを歴任。 また、 故郷福島が東日本大震災に見舞われた際は、いち早く救助に入り、以来福島の復興に尽力している。 2023年4月、原発事故からの創造的復興を掲げる福島国際教育機構( F-REIエフレイ)が浪江町に設立され、世界的な研究者が集まり先端的な研究が行われる街となるための計画が進行しており、これにも議員として尽力。また本年 6 月、 能登半島地震被災者支援のため COMPLEX の事務所スタッフと共に珠洲市、 輪島市を激励視察し、石川県知事に報告。その後COMPLEXは石川県に10億円を寄附した。
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株式会社ナプロアース代表取締役会長
29歳の若さで、福島県浪江町で自動車リサイクル会社(株)ナプロアースを起業。ニッチなニーズに目をつけて順調に業績を伸ばし、「自動車リサイクル業界の風雲児」と呼ばれるなど業界をリードする存在に。 売上も 8億円に迫る勢いで伸び、 社員は 44 名になった。 そんななか、 2011 年 3 月 11 日、 浪江町にあった本社工場が津波にのまれ、 原発の避難区域となって閉鎖。 同年11月、伊達市の工業団地に新本社・工場を借り、一から事業を立て直した。事業再開においては、震災前からの社員8名と40名の社員を新規採用して再スタート。 2年後には震災前と同等の売り上げを回復、 3 年後には 10 億円の売り上げを達成。 2023年「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞審査委員会特別賞を受賞した。
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有限会社キャニオンワークス代表取締役社長
福島県いわき市を拠点とする帆布品 (アウトドア用品、 ウェットスーツ、 官庁関連製品等) 製造会社キャニオンワークスは、 浪江町の福島第一原発から約 9 キロメートルの警戒区域内に本社工場があり、震災後は操業できなくなった。 そこでやむを得ず、 群馬県千代田町の協力工場の倉庫を借りて、 3 月後半から操業再開の準備をはじめ、7 月より操業再開。 2014 年春にいわき市好間工業団地に新たに工場を新設し本格的に操業することができた。 2024 年現在、従業員 54 名と震災前よりも売上・従業員数も上回っている。 |
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京都大学大学院特命教授、アジアイノベーション工科大学理事長
京都大学工学部卒業。日本電信電話公社(現NTT)を42歳で退社し、稲盛和夫氏とともに第二電電株式会社(現KDDI)を創業。7年で上場し、10兆円企業へと飛躍する拡大路線を牽引。1996年慶應大学大学院教授。 同年イー・アクセス(株)を創業し、史上最速といわれる5年で東証一部上場を果たす。2005年、イー・モバイル(現ワイモバイル)を設立し、いずれも代表取締役を務める。2015年より再生可能エネルギー事業を手掛けるレノバ(東証プライム上場)会長に就任、2023年退任。その後多くの会社の顧問を引き受け、氏の教えを求める起業家・経営者は後を絶たない。
2023年7月、京都大学大学院特命教授に就任。2024年6月、京都大学に18年間研究と指導を継承するため金3億円を寄附。同大学は「西田哲学 ― 千本基金」を作り、日本哲学史専修に助成している。会社経営、教育者としての活動の他、公益財団法人千本財団代表理事、一般財団法人子ども達と歩む会代表理事、カンボジアのアジアイノベーション工科大理事長として社会貢献活動にも取り組んでいる。 |