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奨学金貸与事業

1.(事業を行う趣旨)

 技能実習制度は、我が国で培われた技能、技術又は知識の開発途上地域等への移転を図り、該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与することを目的として創設された。この制度に基づきアジア各国からわが国に技能実習生が来日し令和2年12月現在約42万人が働いている。
 アジア各国からわが国へ技能実習生として働くためには,母国の日本語学校で日本語を学び同時に職業訓練校で技能を学び習得する必要があり,そのうえ日本へ行くための査証等の手続きをする送り出し機関に手続き費用を支払う必要がある。
 技能実習生は,日本へ来るとき,日本語学校・職業訓練校及び送り出し機関に合計30万円~50万円支払っている。これ以外にブローカーに手数料を支払って借金の多い人は100万円以上払っている人もいる。
 技能実習生は,これらの資金を親族からの借入れや本国の銀行等から全額借りて来日し,日本へ来てから働いた給料から分割して支払っている。問題は,本国の借入金の利息が年10%~15%と高いうえ融資の事務手数料を取っている国もある。このように,技能実習生が多額の借金をして入国した後,高額な利息・手数料のため返済に苦労している。そこで,技能実習生がわが国に来て働くまで必要な資金を全額無利息で貸し付け奨学援助をすることは,我が国とアジア各国との相互理解を促進するとともに,国際友好親善及び人材の育成に寄与する事業である。

2.(事業の内容)

(1) 奨学金の貸与の時期と返済方法
技能実習生がわが国へ来て働くための入国ビザが出たとき以下の条件で貸し付ける。

  1. 1人につき33万円以内の奨学金を貸与する。
     この奨学金は,技能実習生が日本へ来るために要する一切の費用(母国における日本語学校・職業訓練校の学費・寮費・送り出し機関の技能実習生が来日するために必要なビザ申請費を含む一切の費用)であることを確認する。
  2. 奨学金は,技能実習生が日本で働き始めてから2ヵ月目から12ヵ月目の毎月末日までに11回分割の方法で返済する。
  3. 送り出し機関は,技能実習生の奨学金の返済債務について連帯保証する。

(2) 奨学生の募集。この事業は、内閣府から公益法人の認定を受けてから開始します。

  1. 奨学生は,ホームページで募集する他,技能実習生の受入を行っている日本国内の監理団体にアジア各国の送り出し機関に募集要領を送って公募する。
  2. 令和3年度の奨学生は,100名とする。
  3. その他詳細は、公益法人として認定を受けた後発表します。

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